木場公園の東側を流れる大横川沿いの河津桜が現在、見頃を迎えている。
河津桜は静岡県加茂郡河津町の早咲きのサクラで、カンヒザクラ系とオオシマザクラ系の自然交配種と推定される。ソメイヨシノよりも濃いピンク色の花で、開花時期も2か月ほど早く、約1カ月にわたって咲き続ける。
大横川付近には同サクラは104本。花の直径は約3センチ、木の高さは約3メートル。2月初旬から咲き始め見頃を迎えた木が多いが、場所によってはまだつぼみのものも。開花の時期に差はあるものの、江東区関係者は「3月中旬まで楽しめるのでは」と話す。
ピンク色の花は散歩客の目を楽しませ、「たくさんの花が咲いてきれい」という声も。時折やって来ては枝から枝へ花の蜜を吸うメジロが姿を見せると「メジロが来ている」と足を止めて眺める人の姿もあった。
散歩中に立ち寄った夫婦は「こんなにも見事に咲いているので見応えがある。これから咲く花も多いので、まだまだ楽しみ」と笑顔を見せながらスマートフォンで写真を撮っていた。