夢の島競技場および江東区内で11月30日、「江東シーサイドマラソン大会」が行われた。主催は江東区、区教育委員会、区体育協会、江東シーサイドマラソン大会実行委員会、区陸上競技協会、区健康スポーツ公社。
同大会は日本陸連公認の大会で、今年で34回目。ハーフマラソンと10キロの2部門が設定されている。区南部を潮風に乗って走る同区ならではの大会で人気。
ハーフの部は9時15分、10?の部は9時45分にスタート。今年のエントリー数は4814人。昨年よりも約900人増えているそう。同日は前日の雨とは打って変わった晴天となり、ランナーは暖かい日ざしを感じながら完走を目指した。
地域振興部スポーツ振興課の神﨑康範さんは「海沿いコースは景色が良く、市街地であれば応援する人がたくさんいて励みになる。そういったこともあり、一度参加するとリピーターになる人が多い」と話す。
各種目の優勝者とタイムは以下。カッコ内は所属。ハーフ一般男子=河野陽一さん(JP日本郵政グループ東京)1時間22分22秒。ハーフ一般女子=高原由美子さん(浦安ランナーズ) 1時間29分05秒。ハーフ壮年男子=大矢敏夫さん(千代田走友会)1時間18分04秒。ハーフ壮年女子=庄内菜穂子さん(江東きっずクラブ有明)1時間33分57秒。10キロ一般男子=望月大輝さん(都立駒場高等学校)34分06秒。10キロ一般女子=鈴木美沙都さん39分43秒。10キロ壮年男子=毛塚敏男(小林整形外科) 40分18秒。10キロ壮年女子=有田節子(MC江東シスターズ)45分51秒。
ハーフ一般女子の部で優勝を飾った高原由美子さんは、「1位は久しぶりなのでとてもうれしい。ただ、自分の中で今回のタイムには納得がいっていない。納得のタイムを出した上で優勝できるよう、次回も参加したい」と来年への意気込みを見せる。
神﨑さんは「ランナーにとっては気温が少し高かったかもしれないが、天気にも恵まれて皆に喜んでもらえる大会となった」と満足そうに同大会を振り返っていた。