清澄白河にある辰巳製作所(江東区三好3)前で現在、ナツミカンの実が鈴なりになっている。
同製作所の佐藤健一さんによると、佐藤さんの長男が生まれた時にビワの木を植えたことがきっかけというナツミカンの木。
「次男誕生時、ちょうど近所で同じ頃に男の子が生まれた家があり、その家主が60センチほどのナツミカンの苗木を2本持ってきて1本分けてくれた」と佐藤さん。「ちなみに三男が生まれた時はカキの木を植えた」とも。
植えてから40年、すくすくと成長したナツミカンの木は、今から10年ほど前に実をつけ始めたという。豊作と7割ほどのできの年が交互に訪れるといい、「豊作の年は300個ほど収穫できる」とも。
佐藤さんによると、今年は豊作の年。実は前年の秋口に寒い日があると、黄色く色づいてしまい、それ以上は大きくならず小粒になってしまうといい、「今年は小粒だ」とこぼす。
「どういう訳か、節分前に収穫すると酸味が強過ぎてしまうので、立春過ぎの晴れた暖かい日に収穫する予定」と佐藤さん。収穫したナツミカンは、そのままやハチミツ漬けにして食べるほか、近所の人に配るという。