豊洲駅周辺で11月16日、「スポーツGOMI拾い大会in商店街」が行われた。主催は江東区商店街連合会、中央区商店街連合会、墨田区商店街連合会。後援は江東区、中央区、墨田区。
「ゴミ拾いはスポーツだ」を合言葉に、清掃活動をスポーツ感覚で楽しむ同イベント。全国に活動を広げているエコスポーツで、2009年には「日本イベント大賞」の社会貢献部門で大賞を、2013年には「スポーツ振興賞」で「スポーツまちづくり賞、経済産業省商務情報政策局長賞」を受賞している。ルールは6人以内でチームとなり、1時間以内に拾ったゴミの種類と重さをポイントに換算、合計点を競い合うもの。
同イベントは、「魅力発信プロジェクト」として江東区、墨田区、中央区の各商店街連合会が共同で行ったもの。各区の全9カ所の商店街で同時開催され、区内でも他に亀戸駅周辺と門前仲町駅周辺が会場となった。この日、3区合わせて100チーム以上が参加した。
当日は9時に参加者らが集合。選手宣誓を行い、渡されたエリアマップを基に各チームで作戦会議が行われた。10時、参加者全員で「ゴミ拾いはスポーツだ!」と合言葉と一緒に右手を突き上げてスタート。参加者は、普段とは違う目線で商店街を歩くことで、タバコの吸い殻や空き缶が多く捨てられていることを知った様子。チームで声を掛け合いながらゴミを集めていった。
11時からは計量。計40キロ以上のゴミを拾ったチームも登場した。その後の閉会式では、優勝・準優勝チームが発表され賞品が贈られた。
東雲団地で避難生活を送っているという福島県南相馬市出身の三澤宏造(こうぞう)さん(72)は東雲ボランティアチームとして参加。「毎月1回地域の清掃活動をしているが、今日は仲間と楽しくゴミ拾いができた。いい汗をかけた」と笑顔で振り返った。