ビジネス・商業複合施設「深川ギャザリア」内にあるレインボータウンFM・木場スタジオ(江東区木場1)で11月15日、奄美民謡「シマ唄」をルーツに持つシンガー・城南海(きずきみなみ)さんが生歌を4曲熱唱した。
城さんは1989年 鹿児島県奄美大島生まれ。2006年、鹿児島市内でシマ唄のパフォーマンス中にその歌唱力を見出され、2009年1月、「アイツムギ」でデビュー。2014年11月、韓国のイ・ビョンフン監督制作の歴史ドラマ「トンイ』の挿入歌「チョネジア~天崖至?~」を松井五郎さんによる日本語カバー曲としてリリース。同曲のミュージックビデオをアップした「ユーチューブ」の再生回数は20万回再生を超える。テレビ東京系エンターテインメント番組「THE カラオケ★バトル」では、番組史上初となる4冠を達成。同テレビ局で11月19日放送の「歌の異種格闘技戦2時間SP」では、5冠をかけて登場する。
熱唱した生歌は、同ラジオ局のレギュラー番組「EMOTIONAL BEAT 城 南海のMUSIC AIRPORT」で放送。11月19日にリリースするニュー・シングル「ただ一つ」の販売プロモーションとして出演したこの日は、オープンスタジオ前には約30人のファンが集まり、城さんが歌いだすと瞬く間に100人を超える人だかりで埋め尽くされた。三味線で弾き語りをしながら、奄美民謡特有のこぶし「グイン」を使った圧倒的な歌唱で情感を込めて「朝花節」、「童神」、「渡しや」を歌い上げた。最後の曲「ワイド節」では、手拍子で会場の一体感を高め、観客を曲の世界に引き込む場面も。リスナーから「すごい。感動し、歌のうまさに引き込まれた」などの声も聞かれ、同ラジオ局にはメール・FAXを合わせると100通以上のコメントが寄せられた。
城さんは「今日来てくれた人に感謝。新曲は、韓国ドラマ『馬医』のエンディングテーマで、日本語詞を松井五郎さん、編曲を馬飼野康二さんという大御所の先生が手がけてくださった。ありがたく感慨深いものがあり、多くの人の心に届いてほしい」と話した。
ニュー・シングル発売の同日、城さんは、テレビ番組「歌の異種格闘技戦2時間SP」で5冠をかけて前回覇者・宝塚の歌姫と直接対決を予定している。