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豊洲で「IHIフォーラム2015」 子ども向け実験・ものづくりも

「車両過給機」の展示にて。より小さく、高回転のエンジンを可能にすることで、燃焼効率が上がりエコにつながる

「車両過給機」の展示にて。より小さく、高回転のエンジンを可能にすることで、燃焼効率が上がりエコにつながる

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 IHI(江東区豊洲3)で現在、「IHIフォーラム2015」が行われている。

物産展も開催!

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 「ものづくりでしか、かなえられない夢がある」をテーマに、社内外問わず、広く一般の人に同社の製品や技術を「知ってもらう」ことを目的に開く同フォーラム。実機・模型・写真パネルの展示をはじめ、日本各地の物産紹介、親子・子ども向けの企画などを展開している。

 正面エントランスには、同社が開発に携わった「イプシロンロケット」の全長24.4メートルの等身大パネルを設置し、スケール感を演出する。同ロケットの説明や会社概要などのほか、「こんな未来を実現してほしい!」と題し、同社へのリクエストを貼るコーナーが設けられ、「ドラえもんがほしい」など、夢のある願いも見られた。

 製品・技術展示では、「航空エンジン」「エネルギー」「車両過給機」「生活を支えるインフラ」「新技術・新製品」などに分け展示。航空エンジンでは、LCC(格安航空会社)の需要などを見据えた200席弱の小型機に搭載されるジェットエンジン「PW1100G-JM」のファンケースを展示。同社が開発に携わった炭素繊維強化複合材を適用することにより、軽量で強度アップが適い、機体維持の運用コストも抑えられるという。

 エネルギーでは、火力発電設備のボイラーの展示が。日本国内の事業用石炭火力発電所に納入されているボイラの約3分の1が同社製であり,高圧・高温の蒸気を通すため、製造過程では場所によって厚さの違うパイプの溶接などが特に鍵になるという。

 21日には「i-museこども研究所」と題し、実際の製品・技術展示からひも解いた子ども向けの実験などが6つ行われる。滑車を使って探るクレーンの秘密や、-196度の超低温で空気を液体にするなど、「不思議」と「好奇心」を刺激する内容。「i-Try~家族でロケットづくりに挑戦してみよう~」では、親子でペーパークラフトのイプシロンロケットを製作するなどのものづくり体験もできる。

 広報・IR室の松尾健司さんは「いかに良いもの作り、人々に喜んでもらえるかがものづくりの原点。このフォーラムで、普段何気なく目にする、橋やジェットエンジン、タンクなどに様々な工夫と技術が詰め込まれていることをぜひ楽しみながら感じてほしい」と話す。

 開催時間は12時30分~17時30分(最終日のみ10時~16時)。今月21日まで。

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