レインボータウンFM木場スタジオ(江東区木場1)で10月28日、「ウィーン少年合唱団」に所属する日本人メンバー・Koichiさん(13歳)が歌声を披露した。
ウィーン少年合唱団は「宮廷礼拝堂少年聖歌隊」として創設され、約500年の歴史を持つ。10歳~14歳が所属し、その歌声は「天使の歌声」と称されている。現在は日本人メンバー8人が在籍する。
当日は番組「Crystal☆Shower」内で、「本場・ウィーンでベートーベンの第九を歌おう」というコンサートツアーの企画の紹介でゲスト登場。「ウィーン少年合唱団とともに歌う」ということで、偶然帰国していたKoichiさんがウェルナー作曲の「野ばら」を披露した。
11歳からクラシック音楽を歌い始め、日本イタリア協会が主催するコンクールで2014年度に金賞を受賞したKoichiさん。同合唱団への入団は2014年8月。きっかけは、Koichiさんの母親が同合唱団にメールでアプローチを続けたことから。当初は「年をとりすぎている」と断れたが、最後のメールでKoichiさんが歌う動画を送ったところ、ハイドン組ジャパンツアー時、カペルマイスター(音楽監督)のオーディションの機会を得ることができたという。
現在Koichiさんはハイドン組に所属し、韓国や北米ツアーでソロも担当。今月からはドイツツアーが始まるという。今後頑張りたいことにについて、Koichiさんは「ドイツ語をもっと勉強したいし、他の言語ももっと喋(しゃべ)れるよう伸ばしていきたい」と積極的な一面をのぞかせた。