2011年から江東区・清澄白河の地域情報を発信するフェイスブック「清澄白河ガイド」が11月5日、1000本目の記事を更新した。
同サイトは、ギャラリーの展示会や新店出店の情報、昔からある商店の隠れたメニューや、内装会社が独自に出しているカレンダーの紹介まで、清澄白河エリアの情報を幅広く紹介している。
更新時点の「いいね」数は2981と3000に到達する勢い。1000記事目を飾ったのは、同エリアのシンボルマークでもある清洲橋。「中の人」によると、自身が最も好きな場所の一つだという。
「中の人」の正体は不明だが、実際に本人に会ったことがあるという、フォトスタジオ「スタジオクレアール」(平野2)の店主・岩田洋典(ようすけ)さんにサイトの魅力を聞いた。「昔からある店も新店も大手も関係なく、寺社や公園なども含め、街の魅力と本人が感じることを純粋に地域目線で取り上げていて、その姿勢にブレがないところがすごい。営利目的で運用するサイトとは一線を画している」と人気の秘訣(ひけつ)を分析する。
江東経済新聞が独自のルートをたどり「中の人」に独占インタビューしたところ、「2008年ごろからこの街が好きになり、この街の魅力を他の人にも知ってもらいたいと思い始めた。これまで通り、清澄白河とその周辺のおすすめスポットを発信していくと同時に、2020年の東京オリンピックに向けて、地元の人はもとより、海外の人にもこの街の魅力を知ってもらえるよう動いていきたい」と意欲を見せる。