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江東区の伝統芸能「木場の角乗」 妙技連発

「駒下駄乗り」の様子

「駒下駄乗り」の様子

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 木場公園(江東区木場4)で10月18日、「民族芸能大会」が行われ、江東区の伝統芸能「木場の角乗(かくのり)」が披露された。

今年はこんなパフォーマンスも

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 同大会は「江東区民まつり」のプログラムの一つ。 角乗は江戸時代、木場の筏(いかだ)師が水に浮かべた材木に乗って筏を組む作業から発生した余技。「タメ竿」と呼ばれる4~6メートルの竹竿(たけざお)を使って、長さ約5メートル、太さ約30センチの角材を乗りこなし、丸太乗りよりも技術を必要とする。

 同大会では、葛西囃子(ばやし)の軽快な演奏と口上に合わせ、1人で角材に乗る「地乗り」による演技で開始。2人で乗る「相乗り」、目隠し乗り、はしご乗りなど11種類の演目を披露。木場角乗保存会のメンバーは角材を前後に回転させ、見事に乗りこなした。

 演技の終盤、角材の上で逆立ちする「しゃちほこ」を行うと会場が拍手に包まれた。子どもを肩車する「川蝉(かわせみ)乗り」や、タメ竿の代わりに傘を持つ「から傘乗り」、3段重ねした三宝の上で逆立ちする「三宝乗り」などの妙技が披露される度に、会場からは大きな歓声が上がった。

 毎年同イベントの恒例演目の「角乗」。今年は全演目終了後、1本の角材に乗った5人が乗り落とし合いをする様子も披露され、勢いよく回る角材から次々と落下していく中、1人だけ最後まで落下せず角材を回し続けると観客からは大きな拍手が沸いた。

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