深川エリアの古着店「TAURUS(タロス)」が9月12日、小名木川沿い(江東区常盤2、TEL 03-6659-3304)に移転オープンする。
オーナーの直井重明さんは古着店を営んで約40年。原宿(渋谷区)で25年、店を営んだ後、場所を地元・深川に移し展開。「川沿いで店を開きたい」との思いから物件を探した末、5年ほど前に隅田川沿い、清洲橋(清澄1)近くの場所に同店をオープン。2階建て、広さ約660平方メートルの区内でも大型の古着店だったが、マンションの建築予定地となり、急きょ立ち退きを余儀なくされた。直井さんは一時ショックで何も手につかなかったが、あらためて物件を回り、同所への移転が決まった。
新店の店舗面積は約100平方メートル。商品点数も1万点と以前より縮小。直井さんは「今まで睡眠時間2~3時間で仕入れや値付けを行ってきた。これくらいの規模でスローダウンしてもいいかと思った」と話す。商品内容は以前と変わらず、メンズ・レディス・キッズの古着やアンティーク雑貨など。外国人客も2割を占めることから、着物や手拭いなども扱う。
「家賃が安くなった分、商品の質をアップし、価格はリーズナブルに設定した」と直井さん。「これからも今までと変わらず、街の憩いの場所としていろいろな人に訪れてもらいたい」と呼び掛ける。
営業時間は13時~19時。水曜定休。