フォトスタジオ「スタジオクレアール」（江東区平野2、TEL 03-5809-9719）で7月29日から3日間、「かき氷無料食べ放題＋スタジオ自由解放イベント」が開催された。

氷もコミュニケーションのひとつ

　フォトグラファーの岩田洋典（ようすけ）さんが、「かしこまらずに日常の表情を残せる場所でありたい」との思いで2013年10月にオープンした同スタジオ。スタジオに限らず、公園や自宅など依頼者の希望の場所で撮影をするスタイルを取っている。

　同イベントは、「写真を撮る目的だけでなく気軽に人が来られる、地域のコミュニティーの場所になれば」と開催。森下の氷店「岸氷室」（森下1）から仕入れた氷と14種類のシロップを使い、来場者は自由にかき氷を作って食べた。晴天で猛暑日の期間中、連日多くの親子連れが訪れ、のべ700人が涼を楽しんだ。

　スタジオ解放イベントでは、持参したカメラやスマートフォンで子どもの写真を撮ることができると好評。同スタジオで撮影した写真を応募すると、各日1人ずつパネルにして進呈する企画も。ドレスを持ち込んで着飾ったわが子の姿を撮影したり、何百枚も撮影したりする人もいた。「本気度が伝わった」と岩田さん。

　「昨年は、無料撮影会を4回とクリスマス時期に餅つき大会を行い、今年は既に2回の無料撮影会を行った。活動を通し、地域の人に知ってもらうことができた」と岩田さん。「店構えや看板でなく、『自分の顔』で売る写真館作りを目指す」と意気込む。