江東区文化センター(江東区東陽4)で7月24日、「聞かせて!あなたのオリンピック・パラリンピック こども編」が開催され、山崎孝明江東区長とロンドンオリンピック女子バレーボールで銅メダルを獲得した竹下佳江さんがトークショーを行った。
「世界ベストセッター賞」を何度も受賞し、「世界最小セッター」として10年以上も日本代表を務め、チームをけん引した竹下さん。「バレーボールは空中でボールを展開するスポーツ。ボールをつなぐことで、人とのつながりを大事にすることも学んだ」と話す。
「アテネ」をはじめオリンピックに3度出場していることから、開催地それぞれの雰囲気の違いなどを話し、街と人が一つになって大会を盛り立てることができるだろうとも。「きれいな英語でなくても、しゃべろうとする気持ちが大切」と子どもたちに語りかけ、「笑顔で、英語であいさつするだけでも通じ合う。まずはやってみてほしい」と竹下さん。山崎区長は「今日来た人は、竹下さんから聞いたオリンピックの話を来られなかったに話してね」と来場した子どもたちに呼び掛けた。
併せて、区内のオリンピック・パラリンピック教育推進校(小学校)18校の児童が、大会に向けたアイデアや夢・抱負を発表。「水泳、バレーボールなどの日本代表になりたい」「日本代表として出場しメダルを獲りたい」など、実際に選手として大会を目指したいという児童のほか、「新聞記者として世界に伝えたい」「ボランティアとして大会に関わりたい」と外部から関わりたいという児童が多かった。
カヌースプリントでパラリンピックを目指す高校2年の瀬立(せりゅう)モニカさんは「リオディジャネイロ・パラリンピックの選考会が来月イタリアで開催されるので、そこでまずは頑張りたい」と抱負を語った。