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東京都現代美術館に「きかんしゃトーマス」 原作出版70周年

レジナルド・ダルビー「トーマスと貨車」1946年 ©2015 Gullane(Thomas)Limited.

レジナルド・ダルビー「トーマスと貨車」1946年 ©2015 Gullane(Thomas)Limited.

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 東京都現代美術館(江東区三好4)で7月18日から、「きかんしゃトーマスとなかまたち」展が開催される。

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 「きかんしゃトーマス」の絵本は1945(昭和20)年に発表され、2015年に原作出版70周年を迎える。英国グレート・ウェスタン鉄道を身近に見ながら成長した原作者のウィルバート・オードリー牧師は、息子クリストファーのために、ユニークな蒸気機関車の物語を創作して聞かせていた。

 物語が1945年に「汽車のえほん」として出版されると、時代を超えて愛され、テレビや映画となり、現在では30か国語で放映される世界的ベストセラーに成長。約100点を展示する同展では、オードリー牧師が手がけた「汽車のえほん」シリーズ26タイトル105話の中から、3組4人の画家(レジナルド・ダルビー、ジョン・T・ケニー、ガンバー&ピーター・エドワーズ夫妻)が描いた絵本原画に加え、息子クリストファーに引き継がれたシリーズのために画家クライブ・スポングが手がけた挿絵を紹介する。

 TVシリーズ撮影用のモデル車両、オードリー牧師に関する貴重資料をはじめ、関連映像上映や、SUICAやPASMOなどのICカードなど、鉄道に関する身の回りにあるものを使って参加できるインタラクティブ(双方向型)作品なども展示。作品世界に飛び込んだような疑似体験が楽しめるという。

 「トーマスの国」英国とのゆかりも深い日本の鉄道の歴史的資料や資料上映、ゲストトークなども予定し、作品世界と鉄道の魅力を探るほか、トーマスとその仲間たちと一緒に写真撮影や、ぬり絵、プラレールを楽しめるコーナーも用意する。

 広報担当の小原さんは「幅広い年齢層が楽しめる、貴重な原画・資料・映像と体験型展示を含む展覧会。約200点の原画の鮮やかな色彩、生きいきとした表情、繊細かつ大胆な筆致を鑑賞してほしい」と話す。

 開館時間は10時~18時(7~9月の金曜日は21時まで)。入場は閉館の30分前まで。観覧料は、一般=1,200円、大学生・65歳以上=900円、中高生=700円、小学生以下は無料。10月12日まで。

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