江東区役所(江東区東陽4)が7月1日、職員が収穫した蜂蜜を販売する。
2013年度の「江東区職員等提案制度」最優秀賞を基に事業化した「江東区ハニービー・プロジェクト(通称ハニプロ)」の一環。同プロジェクトでは現在、江東区職員を中心に21人で3群(約3万匹)のセイヨウミツバチを飼育している。
5月20日の初収穫から3回採蜜を行い、合わせて約70キロの蜂蜜を収穫。6月初めにプロジェクトメンバーが瓶詰めを行った。プロジェクトリーダーの速水俊成さんによると、市販の蜂蜜の多くは加熱処理を施し水分を飛ばして糖度を上げている物が多いが、同商品は何も手を加えず非加熱で、巣から絞った天然の蜂蜜をそのまま詰め込んでいるのが特長という。
ラベルは温暖化対策課職員の女性メンバーが担当した。ラベル中央に大きく描いたビルの絵のモチーフは、当初同プロジェクトの拠点にしようと考えていたが工事遅延でかなわなかった「豊洲シビックセンター」(今年9月開設予定)のシルエットという。
速水さんは「8月まであと数回採蜜を行い、収穫した蜂蜜は随時販売していく予定。まろやかなスッキリとした甘みが特長の蜂蜜だが、花の咲き具合や天候によっては蜂蜜の収穫量も味も変わってくる。江東区民には身近に咲いている花から採れた蜂蜜をぜひ味わってもらいたい。今後も区民に喜ばれる活用法を考えたい」と意気込む。
価格は、1瓶(約50グラム入り)=500円。初回販売予定数は約900個。区役所内にある手作りショップ「るーくる」と、総合区民センター(大島4)内の「るーくる西大島」の2カ所で販売する。