豊洲運河で9月20日、地域参加型イベント「豊洲水彩まつり」が開催された。主催は、豊洲水彩まつり実行委員会。
水辺を活かした街づくりと、豊洲に住む住人に対してこのエリアを「地元として好きになってもらう」ことを目指し、2010年にスタート。今年で5回目を迎え、夕方から夜へかけての開催は今回が2回目。
主な会場は芝浦工業大学横船着き場。「秋の夕べを彩る水辺」と題した今回は、小学生以上が対象となる「運河クルーズ」や音楽や絵本のライブなど、さまざまな催し物を開催。開催直後に雨が降り出すというパプニングに見舞われ、急遽、同大学の軒下へ移動して行うこととなったが、夕暮れを迎えるタイミングで雨も上がり、虹がかかるというサプライズもあった。
「水辺と光のキャンドルアート」では、ロウやペットボトルを再利用してランプシェードを作るワークショップが行われ好評を博した。参加した子どもたちの中には、自分だけのキャンドルづくりに夢中になり、雨の降っていることもお構いなしといった様子の子どももいた。18時、でき上ったランプシェードにLEDのキャンドルライトを入れて会場内のスペースに置いて点灯すると、水辺に幻想的な空間が出現した。
実行委員を務める芝浦工業大学の土屋公平さんは「豊洲で育った子どもたちに、豊洲をもっと好きになってもらいたい」と話し、「このイベントを地元の恒例行事として定着させたい。せっかくの水辺の空間、ゆったりとおしゃれに楽しめるイベントとして、認知度をさらに高めて行きたい」と意欲を見せる。