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のらくろ~ドにコーヒー店 「品種」にこだわり、近所の人の「おいしい」求め

豆の産地、農園、品種が細かく書かれ、詳しい説明書きも

豆の産地、農園、品種が細かく書かれ、詳しい説明書きも

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 高橋商店街(のらくろ~ド)に6月1日、自家焙煎(ばいせん)豆の販売も行うコーヒーショップ「The NorthWave Coffee(ザ ノースウェーブコーヒー)」(江東区高橋14-24、TEL 03-6659-2929)がオープンした。

一杯一杯、真剣に淹れる

 大手コーヒーメーカーに就職した実兄の影響でコーヒーに興味を持った店主のサトウヨシユキさんが、20歳のころ、エスプレッソに出会い、「こんな飲み物があったのか」と衝撃を受けてバリスタを目指したことがきっかけ。飲食をはじめ、さまざまな職を転々としたが、5年前、「2015年の5月にコーヒー店を出す」と決断し、セミナーに参加するなど、ほぼ独学で学び、準備を進めた。

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 「商店街で1階に店舗を持ちたい」と考えていたサトウさんは、物件を探す際、50カ所以上の商店街を歩いたという。中でもアーケードのある商店街で、週末は歩行者天国になる同商店街にはポテンシャルを感じ、「一目ぼれした」と話す。「決めるまでに5回ほど調査に来たが、毎回誰かしら街の人が声を掛けてくれる。人情に厚く、コミュニティーがあるところに引かれた」とも。

 店舗面積は約28平方メートルにベンチシートが2つ。香りの高い中南米の豆を中心に常時6種そろえ、週や月で替わる。近年、「シングルオリジン」として国や農園を公表するコーヒーショップは多いが、同店はさらに「品種」まで明記。「同じ農園でも品種によって味がまったく異なる」とサトウさん。

 コーヒーを飲みに来た清澄白河在住の竹尾久慧(ひさえ)さんは、「味の好みなどを細かく聞いてくれるところがうれしい。雰囲気も良く、サトウさんの話も楽しい」と新しいお気に入りを見つけた様子。

 サトウさんは「流行のサードウェーブと味が違うと思うし、大手コーヒーチェーンのプロに『おいしい』と思ってもらうより、近所の人が『おいしい』と思ってくれる、毎日通いたいと思う店にしたい」と意気込む。

 営業時間は12時~19時。