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大島の酒販店で「なごみ絵と占い」楽しむワイン会 3代目「ワインの可能性広げたい」

参加者の運勢を占う

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 「みどりや酒店」(江東区大島7、TEL 03-3681-9697)で5月20日、「なごみ絵と占いとワインの会」が開催された。

ほろ酔いで筆を持つ

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 同店は1951(昭和26)年創業。自然派ワインを中心に厳選された約500種類を取りそろえる。3代目店主の丸山謙二さんはワインアドバイザーの資格も持ち、自ら講師となり、「みどりや和飲(わいん)学園」というスクールも運営するほか、生け花の講師や写真家など、他業種のプロとコラボする個性的なワイン会を随時企画している。

 今回行われた同イベントは、ワインを飲みながら「なごみ絵」を描き、その合間に運勢を占ってもらえるというもの。きっかけは、同店の来店客である占い鑑定師の万柚貴(まゆき)さんと丸山さんが意気投合。「何かやりたい」と話し合ったことに始まり、万柚貴さんの友人である、日本画家の園田美穂子さんを誘い開催に至った。

 「なごみ絵」とは、花や野菜など、季節を感じるモチーフを日本画の手法で書き上げるもので、園田さんの作品を鑑賞した人の多くが「なごむ」と評することから「なごみ絵」と呼ぶようになったという。占いは、生年月日をもとに運気を占う「九星気学」とタロットを組み合わせた本格的なもの。万柚貴さんは、これまで500人以上を鑑定。

 参加者は園田さんの手ほどきを受けながら、あらかじめ万柚貴さんから伝えられた今月の自らのラッキーカラーで「なごみ絵」のカードを完成させる。同日は、男性2人、女性5人が参加。高田馬場から参加した女性は、「普段わざわざ占いに行ったりはしないが、イベントの中で気軽に占ってもらえるのがよかった」と満足している様子。また「絵を描くのは小学校以来で新鮮な気分。仕事が最近変わったので、仕事運も占ってもらった」という男性もいた。

 丸山さんは「ワインを嗜(たしな)まなかった人でも、イベントを入り口にワインを好きになってくれたこともあり、逆にもともとワインが好きだった人が、イベントの内容に興味を示す場合もある」と話す。他業種のプロとコラボすることによって、双方の顧客を呼び合えることも魅力の一つ。

 今後もイベントを通して、自然派ワインの魅力を伝えていく方針。「いろんな切り口があると、ワインの可能性も広がる。お客さんが喜ぶ良いイベントであれば、固定概念に縛られずにチャレンジしてゆきたい」と意気込む。

 次回の「なごみ絵と占いとワインの会」は7月1日開催予定。参加費は3,500円(ワイン1杯付き・材料費:300円が別途必要)。

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