「深川スポーツセンター」(江東区越中島1)で5月17日、「わんぱく相撲江東区大会」が開催された。
わんぱく相撲は、遊び場の少なくなった東京で、子どもたちの心身の健全育成を目的として1977年(昭和52)に誕生。その後全国に広まり、現在では200を超える地域で開催されている。今大会のスローガンは、「~『RESPECT』互いを敬い思いやる心~」。
江東区大会には区内全小学校が参加。出場児童は727人で、昨年より約30人多い。特に出場が多かったのは小学1・2年の男子。
午前には個人戦の予選トーナメントが行われ、午後は勝ち残った各学年男女8人による決勝トーナメント、学校別の団体戦が行われた。
学校別の団体戦は 区内16校がエントリー。 各学校の4~6年の代表3人で構成。出場は男子でも女子でも可能で、男女混合、女子のみの出場校も見られた。
団体戦は、男女の区別なく対戦。女子が男子に勝利したり、小柄な男子がより体の大きな男子に勝ったりするなど、白熱した取り組みが続いた。土俵際での粘りあい、劣勢からの大逆転など、会場は大いに盛り上がった。優勝したのは「第一亀戸小学校」。メンバーは6年・濱野大成くん、5年・梅内隆宗くん、4年・川村勇斗くん。圧倒的な強さを見せつけた。準優勝は、「第二大島小学校」、3位は「東陽小学校」。
個人戦決勝トーナメントでは、1年から6年の各学年男女別に取り組みが行われた。各学年の優勝者は以下。「1年男子」本澤孝太郎くん(枝川小)、「1年女子」岡田美乃里さん(第四砂町小)、「2年男子」原郷良太郎くん(水神小)、「2年女子」谷川結香さん(八名川小)、「3年男子」岡田専菜くん(第一亀戸小)、「3年女子」村上明日香さん(毛利小)、「4年男子」新井瑛喜くん(越中島小)、「4年女子」中込恭子さん(第三砂町小)、「5年男子」渡辺隼也くん(八名川小)、「5年女子」手塚智子さん(南陽小)、「6年男子」熊倉匠胤くん(八名川小)、「6年女子」新保双葉さん(第一大島小)。
個人戦の4年以上の各優勝者は、東京都大会へ出場が決まった。男子については、東京都大会で勝ち残った場合、「両国国技館」(墨田区横網1)で8月に開催される全国大会に進むことができる。
大会実行委員長の杉浦さんは「今年は727人と多くの選手が参加し、保護者、PTA、ボランティアなどを含め約2000人が来場した大規模な大会となった。特に大きな事故もなく、PTA・ボランティア・深川スポーツセンター職員ほか、大勢の人の機敏な対応に助けられて、スムーズな運営を行うことができた。今後も地域の人と共にわんぱく相撲を行っていきたい」と話した。