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「ブルーボトルコーヒー」に春メニュー 初の日本発信ペストリー

やわらかな色合いもかわいらしい「桜のパウンドケーキ」

やわらかな色合いもかわいらしい「桜のパウンドケーキ」

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 コーヒーショップ「BLUE BOTTLE COFFEE清澄白河ロースタリー&カフェ」(江東区平野1)で3月16日、春の新ペストリー2種が発売された。

抹茶とレモンのハーモニー

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 同店のペストリーは、今まで米国のレシピを日本用に調整したものだったが、今回は初の日本発信となる。

 発売されたのは「抹茶とレモンのパウンドケーキ」(400円)。キッチンマネジャーの松本彩さんは「アズキなど抹茶に合う食材はたくさんあるが、他にないブルーボトルらしさを追い求めた」と話す。ベースとなる抹茶や組み合わせる素材など、今年1月ごろから試作を重ねたという。

 試作の末、焼き上げた時に沈まず、緑色の発色が美しいクロレラ配合の愛知県産抹茶と、同社発祥の米カリフォルニア州のイメージが感じられる有機レモンのピールの組み合わせに決定。素材決定後もピールの大きさや配合の分量などを5回ほど調整した。

 「桜のパウンドケーキ」(800円)にも試行錯誤があった。「サクラの『色』と『味』をどちらも出したかった」(松本さん)が、花だけでは色も味も表現できず葉だけでは色が出なかったため、柔らかなサクラ色を表現するため「紅麹(べにこうじ)」を入れた。

 外国人スタッフにとって「サクラを食べる」ことは衝撃的だった模様。企画段階ではイメージの擦り合わせにかなり時間がかかったが、試食では「ハーブみたいだ」という声が上がったという。

 松本さんは「どちらも甘すぎないケーキ。『抹茶』はレモンの酸味がコーヒーの爽やかな味わいと相性がよいと思うし、『桜』はフワッとした甘みと口当たりのコーヒー『ホンジュラス』が合うのでは」と勧める。

 営業時間は8時~19時。「桜」は4月の1週目ごろまで販売。

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