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深川で「デコぬりえ大会」初開催-進化した塗り絵、近代アートに

男児もハマる「デコぬりえ」

男児もハマる「デコぬりえ」

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 「Gallery亀吉(深川資料館通り商店街事務所)」(江東区三好3)で2月1日、「みんなでやろう♪楽しい『デコぬりえ』大会♪」が行われた。

デコぬりえ作家のyunさん

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 「デコぬりえ」とは、デコぬりえ作家のyunさんによって考案された塗り絵の手法。線画に色を塗った後、ビーズ・スパンコール・リボン・フリル・ボタン・フェルト・シールなど、さまざまなものを自由にデコレーションし、立体感を出した作品に仕上げるという塗り絵の新しい手法。

 同手法は、「ぬりえ美術館」(荒川区)の「大人のぬりえサロン」で講師を務めていたyunさんが、色を塗るテクニックや手法だけを教えていたところ、生徒が飽きてしまったり、疲れてしまったりしたことから、もっと楽しんでもらいたいと2011年に考案した。作品に立体感と華やかさが出る上、通常の塗り絵より自分が抱くイメージが表現しやすく、熱中する人が続出したという。

 通常は教室で教えている同手法だが、大会として開催したのは今回が初。3歳から高齢者まで17人以上集まり、一斉に「デコぬりえ」を楽しんだ。今回出来上がった作品は、2月9日~15日に同ギャラリーで展示される。

 親子での参加も多かった同イベント。参加者の母親は、「娘は、もともと塗り絵が好きだったが、デコぬりえに特に熱中している。想像力や創造性も養われると思う」と、顔をほころばせた。

 yunさんは「昔ながらの日本の塗り絵が、デコレーションによって近代アートのような作品に進化した。フリルやレースなどを施された作品は見ているだけで楽しいもの。夢のあるデコぬりえを多くの人に広めていきたい」と意欲を見せる。

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