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亀戸の老舗みそ店がリニューアル みそ汁勝負のイートインも

イートインスペースで振る舞われるみそ汁の「具」。「魚沼産こしひかりと3種のおかず味噌」(350円)とともに。

イートインスペースで振る舞われるみそ汁の「具」。「魚沼産こしひかりと3種のおかず味噌」(350円)とともに。

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 亀戸の老舗みそ店「佐野みそ」(江東区亀戸1、TEL 03-3685-6111)が9月30日、リニューアルオープンした。

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 1934(昭和9)年創業の同店。当時より周辺エリアは大手総合電気メーカーを始め、大小の工場が立ち並ぶ企業城下町であったこともあり、工員の「まかない」としてみその需要があったという。第2次世界大戦中、一度は途絶えたものの、戦後は配給所として再出発を遂げた。現在およそ70種のみそが並ぶ。

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 「発酵食品のみそは自然でシンプルなもの。だから店内も自然で、シンプルな中でみその本物のおいしさを伝えていけるような空間にしたかった」と社長の佐野正明さん。天井も覆い隠すのではなく、梁(はり)をむき出しにしたり、段差をなくしたりとスッキリした空間に生まれ変わらせた。

 新設されたイートインスペース「味苑」では、10種のみそから選べ、みそ本来のおいしさを味わえる「素」(550円)と、肉・魚に加え季節の野菜など7種類の具材が入る「具」(650円)の2種類のみそ汁をメインに展開する。

 「昔は2000以上あったみそ蔵は現在900蔵にまで落ち込んでいる。みそ汁もどこか食卓で義務的なものとなっていて、本来の価値が見失われている」と危惧し、「本来、みそ汁は飲むとほっとするもの。お母さん家族、友達を思い出す、郷愁を誘ったりもする。素材など季節のものを入れ、みそ汁をしっかり作ることで『食卓の柱』になるはず。こんなに工夫や自由に展開できる料理もないと思うので、もう一度みそ汁を食卓で再発見してほしい」と期待する。

 営業時間は9時~19時(日曜は10時~)、味苑は11時~17時30分(ラストオーダー)。

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