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江東区民まつりで江戸の妙技「木場の角乗」「深川の力持」披露

「深川の力持」。江戸時代から倉庫が多かった佐賀周辺で発祥。米俵など酒樽の運搬から生まれ、芸能として発達した

「深川の力持」。江戸時代から倉庫が多かった佐賀周辺で発祥。米俵など酒樽の運搬から生まれ、芸能として発達した

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 木場公園(江東区平野4)で10月15日・16日、「江東区民まつり中央まつり」が行われる。

忘れてならない「角乗」

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 江東区の秋の風物詩となっている同イベントは今年で34回目。メインステージではキャラクターショーやマーチングバンドの演奏などを行うほか、産業展やフリーマーケット、日本全国の特産品販売などを展開する。

 中でも毎年話題になるのが、「ふれあい広場」で行われる「民俗芸能大会」。江戸時代から続く伝統の技を披露するもので、演目はすべて無形民俗文化財(民俗芸能)に指定されている。江戸時代に木場の筏師(いかだし)が、水に浮かべた材木に乗って筏を組む作業から発生した余技「木場の角乗(かくのり)」は特に盛況で、長さ4メートル、太さ33センチの角材は、丸太乗りよりも技術が必要とされるという。

 このほか、「深川の力持(ちからもち)」、「木場の木遣(きやり)」、「木場の木遣念仏」、「砂村雑子」、「獅子舞」、「富岡八幡の手古舞(てこまい)」が出演する。

 開催時間は10時~16時(民俗芸能大会は10時45分~15時45)。雨天の場合は「木場の角乗」のみ行う。

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