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江東で戦中の学校日誌公開 東京大空襲直前から記述

中村高等女学校執務日誌 原本

中村高等女学校執務日誌 原本

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 江東区文化センター(江東区東陽4)2階展示ロビーで現在、戦中の学校日誌を公開する企画展「東京大空襲をくぐりぬけて~中村高等女学校執務日誌を中心に~」が行われている。

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 清澄エリアにある中村中学校・高等学校(清澄2)の前身となる同女学校。1909(明治42)年創立。高等女学校とは、尋常小学校(戦時中~戦後すぐは国民学校初等科)を卒業した後、女子が進学する5年制の中等教育期間で、現在の中学1年~高校2年と同じ年齢。

 同展の主軸となる日誌は、東京大空襲の直前である1945(昭和20)年3月9日~1947(昭和22)年9月13日までの約2年半(596日)、当直の教師が大学ノートに書きつづったもの。東京大空襲で校舎は全焼し、多くの生徒や教職員の命が失われたが、その後、懸命に生きた生徒と教師の日常が見て取れる。

 同校は同日誌を元に、卒業生の証言や座談会などを盛り込んだ実録記「大空襲をくぐりぬけて」も出版した。

 開館時間は9時~21時(最終日は15時まで)。入場無料。8月7日まで。

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