江東・牡丹町に4月9日、ビールを中心としたバール「BIRRERIA KAPPA（ビレリア カッパ）」（江東区牡丹3、TEL03-6886-1618）がオープンする。

「イタリアのバールのような店を目指す」

　「酒好き・無類のビール党」と話すオーナー・栗原悟さん（41）がイタリアンレストランで働いた経験を基に開く同店。「イタリアでワイナリーがある小さな町のバールに入った時、町に根付いていて、とても雰囲気が良かった。そんなふうに気軽に『ちょっと一杯ビールを』という店にしたい」と思いを語る。

　店舗面積は約32平方メートル、席数はカウンター20席。内装は「この辺では見られないスタイルを」と、チャコールグレーのファサードにアンティークの扉を用いた。店内は落ち着いたブルーグレーの空間にインダストリアルなライトが下がる。

　イタリアビールを中心に、生ビール5種類、世界のボトルビール30種以上、バーボン20種、スピリッツなどがそろう。「フランスワインより地方色があって、良い意味で『田舎くさい』から」とイタリアワインも提供する。

　料理はオリーブ、ピクルス、パスタなどの定番から、イタリアのフレッシュチーズ「ブラータ」をトマトと一緒に振る舞うものも。「イタリアンに寄りすぎず面白いことがしたい。生ハムを使った生春巻きにも挑戦したい」という。

　「深川不動堂で新年の参拝をしていることもあり、この辺は前から知っていた。永代通り沿いの往来が激しい場所より、少し落ち着いた牡丹町の方が自分には雰囲気が合っていると思った」と栗原さん。「イタリアのバールのように、ここにくれば誰か知り合いがいるような、町になじむ店にしたい」と意気込む。

　営業時間は17時～翌2時。