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砂銀の菓子店に「クリスマスハウス」 

所狭しと置かれたクリスマスハウス

所狭しと置かれたクリスマスハウス

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 砂町銀座商店街のドイツ・フランス菓子店「モカドール洋菓子店」(江東区北砂5、TEL 03-3646-7813)で、毎年恒例の「クリスマスハウス」の販売が始まった。

お菓子もいっぱい!

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 「クリスマスハウス(ヘクセンハウス)」とは、全て食べられる素材を使ったお菓子の家。欧米ではクリスマスの風物詩となっている。同店では、一つずつ細かく描写した多数のパーツを施し、本格的ドイツ菓子としての質も高い。今年は6種類のデザインで、サイズは大と中の2種類。他にも、マジパンや木の実を使いクリスマスを表現した焼き菓子やシュトレンなどが並ぶ。

 店主の三好勇さんはドイツの菓子マイスターから学び、この道40年以上。同ハウスは毎年9月に日持ちのする砂糖菓子のパーツ作りから始め、11月に全てのパーツを作り終え、数日かけて組み立てるという。

 絵画が趣味で、展覧会に出展し入選経験もある三好さん。絵を描くようになってからハウスの作風が変化し、より細かい部分にこだわるようになったという。「以前は100台作っていたが、年々凝った作りになり、80台作るのがやっと。仕事の後や休日に絵を描いていてアイデアがひらめき、すぐに菓子作りを始めてしまうこともよくある」と話す。

 毎年デザインが変わることから楽しみにしている人も多く、遠方から買いに訪れる人も。持ち帰りが困難な人には発送も行っている。昨年は当日販売の数個を残し、12月17日までに予約完売した。

 現在は通常販売品の他、クリスマス本番に向け、ケーキに飾り付けるボンボンやマシュマロ作りに忙しい毎日。「菓子屋は夢を売る商売。今後も、味、素材、見た目にこだわった本格的なドイツ菓子を提供したい」と意欲を見せる。

 価格は、大=税別7,800円、中=同6,500円。営業時間は9時30分~20時。火曜定休。

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