古着で中東・東南アジアの難民支援 江東区内の団体が協力呼び掛け

衣類を手にして笑顔が生まれる

衣類を手にして笑顔が生まれる

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 一般社団法人わかちあいプロジェクト(江東区毛利2、TEL 03-3634-7809)が現在、中東・東南アジアの難民支援目的に古着を募集している。

選ぶ目も真剣

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 故郷へ帰れず避難生活を余儀なくされている人たちは十分に衣料を手に入れることができないため、1993年、ソマリア難民救援を目的に始まった同支援。今回で23回目。難民キャンプでは特に幼児服や子ども服が不足しているという。前回の実績は9832箱。

 今回集められた古着は輸送・通関を経て、8~10月ごろにタイのミャンマーキャンプやヨルダンのシリア難民に、現地で活動するNGOより届けられ平等に配分される予定。今年はより多くの人に配布できるよう、前回を上回る1万箱を目標に活動している。併せて、生活に不可欠な日用品、衛生キットなども配布。

 衣類は動きやすいものを中心とした普段着を、大人・子ども・季節も問わず募集。クリーニング、洗濯やアイロン掛けしたものを必要としている。

 同プロジェクトの戸嶋悦子さんは「長引く紛争などにより不自由な難民生活を送る中でも、日本から届く服を手に取った時には、たくさんの笑顔が広がる。多くの難民を支援するため、多くの人に協力をしてほしい」と呼び掛ける。

 衣料は段ボールに入れて所定の場所へ送る。送付先はホームページで確認できる。衣料と同時に現地までの運搬費用などに充てるための募金として1箱1,500円が必要。衣料のみの支援は受け付けていない。募集は6月11日まで(必着)。

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