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五輪に向け亀戸の5商店街が映画プロジェクト 初回作品5月公開へ

チラシを持つ江東区亀戸観光協会の会長・福地憲一さん

チラシを持つ江東区亀戸観光協会の会長・福地憲一さん

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 亀戸エリアの5つの商店街が主体となる短編映画「おそろい」が撮影され、5月26日に亀戸文化センター「カメリアホール」(江東区亀戸2)で公開される。

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 2020年の東京五輪で全37競技場のうち、12の競技場を有する江東区。同エリアも選手村から8キロ圏内と程よい距離に位置し、フィンセント・ファン・ゴッホが模写したことでも知られる歌川広重の「名所江戸百景(めいしょえどひゃっけい) 亀戸梅屋敷」(現在の施設とは異なる)を有していた。同エリアが外国人に強くアピールできるポテンシャルがあるとの認識から、同エリア内の各商店街が団結、亀戸周知を目的とする助成金事業として同プロジェクトが企画された。

 主体となったのは、「亀戸香取大門通り会」「亀戸五丁目中央通り商店街振興組合」「亀戸十三間通商店街振興組合」「亀戸天神通り商店街振興組合」「五ノ橋豊国通り商店会」の5つの商店街。東京五輪までの5年間、1年で1作品ずつ完成を目指す。内容も1作品につき1つの商店街をクローズアップし、同エリアの魅力を多面的に表現。「おそろい」は「亀戸香取大門通り会」と中心とする作品。

 ストーリーは、スポーツの神社としても知られる亀戸香取神社にある「白石伝説」をモチーフに、現役ランナーながら病気に冒された母と娘が絆(きずな)を深めていく物語。監督・脚本は一ノ瀬晶さん。主演は新人子役の石井るりさん、脇を固めるのは女優の梅宮万紗子さん、俳優の渡辺哲さんなど。27分のショートムービー。

 上映会の主催となる江東区亀戸観光協会の会長・福地憲一さんは「下町・亀戸の温かい人情とおせっかい焼きが詰まった映画となっている。ぜひ見てもらいたい」と話し、「江東区にオリンピックの会場が多くやって来る。区民みんなでおもてなしの心を持てたら。子どもたちにも自分の街にオリンピックが来るという『ワクワク』をぜひ肌で感じて、体験してほしい」とも。

 上映時間は、15時~、17時~、19時~の3回。チケット料金は前売り500円。同センターと亀戸梅屋敷(亀戸4)で販売している。

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