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情報誌「ことみせ」とコラボした街ゼミ、初回は鮮魚店で開く

コツをつかみ、イワシを手開きが次第に上手になってきた参加者

コツをつかみ、イワシを手開きが次第に上手になってきた参加者

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 南砂の団地内にある鮮魚店「鮮魚 村上」(江東区南砂2)で3月18日、江東区役所経済課が発行する情報誌「ことみせ」と連動する「街ゼミ」が行われた。

イワシ

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 「ことみせ」は、「江東お店の魅力発掘発信事業」の通称。区内の主に中小小売店の支援を目的とし、情報誌やウェブなどで店舗の魅力を発信する。「街ゼミ」は、店主が講師となり、その店ならではの技やコツを教える小さな教室の通称。今回、街ゼミが同事業登録店の魅力のアピールにつながると考え、同誌5号(2月20日発行)で街ゼミの様子を掲載。興味を持った読者が店舗に直接申し込み、実際に講座を受けられるという、紙面と連動する構成となっている。

 講座の内容は、「プロが教えるイワシの手開き講座~新鮮なイワシをお刺し身で食べよう~」。参加者は5人。同誌を見て、東砂や門前仲町から同店を初めて訪れた参加者もいた。

 講座は、おいしいイワシの見分け方から開始。ウロコのついた大ぶりのイワシを見た参加者から歓声が上がる場面も。店主の村上剛さんが、イワシの持ち方、押さえ方をはじめ、包丁やまな板の扱いなど、プロならではの知識や技を伝授。参加者からは次々と質問が飛び、和気あいあいとした雰囲気の中、1人5尾のイワシを受け持ち、自分で作った刺し身を持ち帰った。

 参加者からは、「大きなイワシでも手開きができることに驚いた」「普段見ることのできない魚屋さんのバックステージを見た気がして楽しい」「丁寧に教えてくれたのが良かった」などの声が寄せられた。

 村上さんは「参加者の皆さんが思ったよりもやる気があり、質問も多数く上がり、充実した講座になった」と振り返り、ことみせに対して「これからも小店の良さや味をアピールしてもらいたい。もっと認知度も上げていかなければ」と期待を寄せる。

 街ゼミ第2弾は3月21日、「会員制クリーニング ベレーナ亀戸本店」(亀戸6、TEL 03-3682-2720)で開催。内容は「家庭でできるクリーニングの基礎知識講座~ワイシャツの襟の汚れ落とし~」。家庭にあるものでできるしみ落としの技を伝授するという。開講時間は10時~12時。無料。申し込みは直接同店で受け付ける。

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