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江東で「小津安二郎の美意識」展 愛用のライターなど100点

実際に展示されているワイシャツ。整理用の箱も展示されている

実際に展示されているワイシャツ。整理用の箱も展示されている

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 古石場文化センター(江東区古石場2)で現在、特別展「小津安二郎の美意識」が行われている。

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 映画界において、世界的名匠として名高い小津安二郎監督が深川で生まれたことから、生前の写真や記録などを展示する「小津安二郎紹介展示コーナー」を設けている同施設。今回は、全国小津安二郎ネットワーク副会長の築山秀夫さんのコレクションから、ライターやおちょこなどの愛用品約100点を展示している。

 中でも、小津監督が好んで着ていた「オーミヤの白いワイシャツ」は特に貴重な品で、同展で初めて展示する。ワイシャツを入れていたオリジナルの箱の側面には、整理するため「ワイシャツ」「モーニングワイシャツ」と直筆で書かれており、小津監督のワイシャツへのこだわりが見て取れる。

 「燻屋鯨兵衛(いぶしやげいべい)」というペンネームを使っていた小津監督。展示の中には、「鯨」の文字が入った金具が中央に施された「黒漆の和ダンス」を展示し、小津監督の美意識を感じることができるよう工夫する。

 最大の目玉は、1951(昭和26)年に公開された映画「麥秋(ばくしゅう)」のオリジナル半裁ポスター。30年以上、小津監督の資料を収集している築山さんは「同じポスターは他で見たことがない」と話す。

 開館時間は9時~21時。入場無料。第1・3月曜、12月29日~1月3日休館。1月28日まで。

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